あなたの知らないピロリ菌と胃酸の関係①

あなたの知らないピロリ菌1

こんにちは!スタッフ中川です(ー_ー)!!

「私、胃酸が多いから食後、胃がキリキリしてしまうの。ピロリ菌も心配だし。だって胃がんや胃潰瘍の原因でしょ。嫌だわ。」
って言ってる人~~~!

胃がんや胃潰瘍などの原因とされるピロリ菌や胃酸。
●日本人に胃酸が多い人はあまりいません!!
●ピロリ菌が胃に住み着いた人と住み着かない人の違いは?

ちょっとでも「えっ?」て思った人はぜひ続きを読んでみてください。
あなたの知らないピロリ菌と胃酸の関係が・・・。

そもそも、ピロリ菌は、正しくはヘリコバクター・ピロリと言い、約4000万人の日本人の胃に生息していると言われているそうです。
先ほども言いましたが、胃痛や胃潰瘍の原因とされがちなのが、ピロリ菌や胃酸です。

胃酸は金属を溶かすことができるぐらいの強い酸性ですが、ピロリ菌はアルカリ性のアンモニアを作る酵素を持っていて、自分の周りは中和に近い環境にして生きることが出来るそうです。

しかし、ピロリ菌は胃酸に強いわけではありません。
胃酸がある条件の時に体内に侵入してきます。

そもそも、胃酸はどんな時に出るでしょうか?
食後に大量に出ると思われている方が多いのではないでしょうか。
実は、胃酸は通常の食事をしていない時も常に出続けています。

常に胃酸がないと、口から入ってくる菌やウィルスは死なずに、私たちの体は敵にやられてしまいます。常にあるからこそ、私たちの体は守られているし、食べ物も分解することが出来ます。

食事や水分などを摂った後は胃酸が薄まります。すると胃酸は元の強力な酸の濃度に戻そうと胃酸を分泌します。でも、胃酸が出続けると、自分の粘膜も溶かしてしまいますよね。でも、人間は糖タンパクで出来ている粘液をしっかり出すことで自分の粘膜を守ってくれます。と言うことは「糖タンパクで作られている粘液」=ブドウ糖とタンパク質が無ければ人間は粘膜を守る事もできません!

ピロリ菌は、胃の粘膜にたくさんあるヒダの部分に生息しています。粘膜は3日に1回、作り変えられています。
きちんと粘膜を作り替えられる人は、その時にピロリ菌も一緒に排出してくれます。
「粘膜を作り替えることができる」と言うのは、みなさんが普段、目にしている皮膚を作り替えることと似ています。

何度も出てきますが、皮膚の材料は、ブドウ糖(白米など)とタンパク質(肉・卵など)です。
そして作り替えるには、ビタミンAとCが欠かせません。(詳しくは下記の過去ブログ参照)

胃の粘膜も胃の内側の皮膚なのですから、基本は一緒ですよね!糖質制限している人はこんなところにまで影響があることを知っているのかな?と思ったりします。
「胃酸」・「粘膜」・「粘液」がとても大切なことが分かった上で、先ほど言いましたピロリ菌が侵入してくるある条件とは・・・

続きは次回!

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コメント

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