ケガで傷が修復する仕組み②

こんにちは スタッフヒロです!

↓前回の記事はこちら↓

ケガで傷が修復する仕組み①

傷跡を少しでも小さくするにはどうすれば良いか?

まず最初に、傷の断面を綺麗に密着させることが大切で、皮膚の表面だけでなく真皮の方から圧縮しながら下から上まで切断面が綺麗にくっついていることが大切です。

しかしこれだけではまだまだ完璧ではありません。
先ほども言った通り傷は真皮から修復します。

しかし、材料がないと真皮と言う基礎は作ることができません。

では、この真皮はどの様な物で作られているかと言うと、主にコラーゲン(タンパク質)をメインにプロテオグリカン(タンパク質+粘性多糖体)、エラスチン(タンパク質)などで出来ています。
だからと言ってコラーゲンを直接摂っても胃や小腸で分解され、そのまま吸収されることはありません。またグリカン(多糖体)は分解できないので吸収されません。

コラーゲンを作るには=タンパク質(肉、卵など)、ビタミン(特にAとC)にミネラルが必要で、プロテオグリカンを作るには=タンパク質(肉、卵など)、ブドウ糖(白米、パン)、ビタミン(特にA)、ミネラルが必要な材料となります。

これらの材料が揃うことで、傷ついた細胞・組織は取り除かれ新しい真皮が作られます。
基底膜も真皮の毛細血管を通じて栄養をもらい、少しずつ修復され傷跡も狭くなります。
基底膜が修復されるとお母さん細胞(円柱細胞)は基底膜から栄養を受け取り綺麗なかたちで増えることができ、傷が目立たなくなります。

古い傷跡も真皮の部分は、常に作り変えられるので少しずつ基底膜も修復され出すと、傷口は小さくなる可能性があるそうです。

私自身、怪我で目じりの上に三日月のような傷が付いてしまい嫌だな~と思っていたのですが、しっかりと栄養を摂るようになってからは、かなり小さくなり今ではほとんどわからなくなりました。

詳しくは治療師の先生にお尋ねになるか、総合体力研究所の勉強会にお越しください。

END


 

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